焼杉焼きっぱなし

十間ハウスの一部には焼杉が張られました。

コレです。

かなりインパクトのあるマテリアルです。
正直サンプルを見た時の施工業者および大工の反応は散々でした。まぁ、見たこともない素材だったと思うので無理も無いですが。
demuも予備知識ナシにこれだけ見たら同じ反応だったかも。

今、焼杉の外壁材というと、表面を軽く燃やして炭化させた後、ブラッシングをして炭化層を落した焼杉風がほとんどです。
炭化層があるままだと触れば汚れるし、見た目が燃え残りみたいで、キレイ過ぎる建材を見慣れた客層には一般受けしないためだと思います。
ブラッシングしたモノは、それはそれで雰囲気はいいんですけど、焼杉本来の耐久性や耐火性は大幅に損なわれます。そのことにずっと疑問を感じていました。

もともと焼杉とは素焼きのまま使われてきました。
福井でも小浜などの古い建物には素焼きの焼杉板が今も使われ、厚い炭化層の焼杉板は半世紀もつといわれています。
まぁ、軒の出などの条件が厳しいのですが、生産者や施工した経験のある工務店の話を聞かせてもらい、demu自身もサンプルを手に入れて耐水圧試験等行って、十分に長期間耐えうると判断しました。

今回は、使用する場所が一部で、玄関から離れているため直接手で触ることもない。
また下屋部分なのでメンテナンスも容易ということ。なにより焼杉の素朴な雰囲気が十間ハウスに合っていると思い、施主にも納得してもらい採用しました。

この黒い外壁が全体の雰囲気をほどよく引き締めてくれています。
施主も気に入ってもらえたみたいでホッとしてます。
自分では絶対いいと自信があっても、やはり施主に納得してもらうまでは緊張します。
今後、どのように経年変化していくか、責任をもって見守って行きます。

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