監理のシゴト

「出村さん、現場で写真ばっか撮って ちゃんと仕事してるんですか?」
と、失礼なことをいう輩がいたので、今日は監理の仕事について書いてみます。


とある日の十間ハウス現場打合せの風景。
現場監督さんが写真を撮っていたので、
「僕が仕事しているっぽく見える写真ありませんか?」
「これでいいですか?」
「いや、これボーっとしてるようにしか見えないので、もっとちゃんと仕事してるように見える写真ないんですか?」
とか言って送ってもらった。
ちょっと見えないですが、石膏ボードに原寸大の図面を書いて棟梁と打合せしています。
設計図では縮尺1/100~1/10程度の図面を書きますが、現場に入ると1/5~1/1(原寸)の施工図でディテールを検討していきます。
施工図は工務店が書く場合もありますが、設計者が書くケースもあります。

これは十間ハウスでdemuが書いた施工図の一部です。
施工図を書くにはどのように施工していくのか詳細に分かっていなければ書けません。
どういう順番で部材を納めていくのか。
どのように固定していくのか。
書くことによって気付くこともあり、設計を変更することもあります。
「設計図で十分に施工できます」
という人もいるけど、そう言う人に限って図面をよく見てなくて間違えたりするんですよねぇ。。。
ちょっと手間は掛かるけど、しっかりした施工図があると戻り作業が少なくなるし、より良いものが出来るから、なるべく手を抜かないでやっていきたいなぁ って思います。
えー、付き合わされる周りの方々、お疲れ様です。

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