十間ハウス金物検査


柱の固定金物や筋交いが設置されたので、設計通りに設置されているか、金物および釘の種類、ピッチ等細かくチェックしていく。
今回は2回目の検査だ。前回の指摘事項を中心に確認していく。

今回はいくつか変わった金物を使用しているので、ちょこっと紹介。

これは柱と梁を固定する引寄せ金物です。・・・ってどれ?と言われそうですが、見えてくるのは直径3cmくらいの黒い丸栓のみです。写真では梁の横面に2箇所見えますね。
この引寄せ金物は複数商品化されていて、もっと目立たないモノもあるし、汎用金物でも、見えないように設置することは可能です。
でも、それぞれに構造的なデメリットもあり、それを解消するためにこの金物を採用しました。
ただ、この金物、構造・意匠面において画期的ではあるのですが、設置方法がちょっと特殊なので、初めての大工さんは結構手間取ってしまいます。
今回、自分も初採用だったので、事前に金物を取寄せて検討しましたが、1箇所目は結構手間取ってしまいました。


これは筋交いの金物です。(バッテン部分の先端に付いているヤツ)
この筋交い金物は完成後も見えるので、見えることを前提に金物を選定しています。
筋交いが見える場合は、このバッテン部分を直径1.3cmのステンレス丸棒で細く見せることが多いのですが、今回は住宅の雰囲気等も考えて木製の筋交いにしてます。

このあと、第三者機関の金物検査がありました。
かなり細かい事まで指摘する検査員でしたが、「ハナマルです。」とのことで、講習用(もちろん良い事例で)に使いたいとのことで、写真を撮っていかれました。
大工さんおよび施工業者のみなさん、ありがとうございました。

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