ホームズ君がどんどん進化している

僕は省エネや温熱環境の検証や、許容応力度計算(耐震性)にはインテグラルのホームズ君というソフトにお世話になってます。

痒い所に手が届くというか、細かくチューニングできるソフトなので、結構楽しみながらシミュレートします。時間に追われてなければですけど…。

ただ、適切にチューニングしないと実態と合わない数字が出てきたりするので、それなりにノウハウも必要になってきます。

そんなホームズ君ですが、省エネ診断、構造ソフト共に最近のバーションアップでどんどん進化してきてます。

省エネの方は最終的に光熱費(金額)が出せます。適切にチューニングすればかなり実態に即した数字が出てきますが、今までは冷暖房費しか光熱費には反映されませんでした。

今回のバージョンアップでそれ以外の換気や給湯、家電などの金額も併せてでるようになったので、より総合的に判断できるようになりました。例えば、1種熱交換換気システム等は冷暖房費に関しては減る方向ですが、換気扇自体を動かす電気代(換気費)は機種によりますがかなり増える方向になります。今まではこの換気費は出てきませんでしたが、今回のバージョンアップから、それも含めて検討できるようになりました。

過去にインテグラルに要望していたこともあって、これは地味にうれしいです。

ただ、換気費どういう計算してるのか、かなり高い…。

特にダクトレスタイプなどはかなり省エネなので、他の換気扇を含めても5千円/年 以内に収まると思うのですが。どこか設定触る所があるのだろうか…。

あと、太陽光発電も今までは別検討だったのが、自家消費&売電が光熱費に含まれるようになり、より説明しやすくなりました。



構造はというと、3Dビューワーがかなり視覚的に進化しました。

画像は許容応力度計算ではなく、品確法の性能表示の壁量表示ですが、施主への説明にしても視覚的により分かりやすくなりました。その他もせん断やたわみ、曲げモーメントなど視覚的に一目で分かるようになったので、僕としてもとても使いやすくなりました。

ただ、このビューワー、僕のような意匠設計あがりの建築士からしたらまだまだ使いこなせてないのですが、インテグラルさんが今後、見方や分析などの活用の仕方を動画(かどうか知らんけど)などで作っていくという事でした。ありがたやー。

実は使っていて、まだまだこうして欲しいという要望もあるのですが、着実に使いやすく、分かりやすく進化しているので、もっと深く活用できるようにして、設計に生かしていきます!

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